2017/06/04

データ活用セミナー

「データ活用セミナー」と銘打った
社内セミナーを行った。

もう、なんというか、
文系みんな滅んじゃえって思うぐらいに
過酷なセミナーだった。

まず、数字を読めない。
べつに、これは想定したけれども、
いざ目の前にするとがっくりくる。
その次に、説明を聞いてない。
さらには、言葉の定義が曖昧なまま話をしたがる。

数字が読めないのは別に期待しないけれども、
自分たちで文系というのなら、
説明を解釈したり、
言葉の意味を把握したり、
言語の飲み込みをしっかりしろよ、
なんてことを思いながら話をしていた。

そんなわけで、踏み込んだデータ分析の話はせず、
データを解釈すれば、経験と勘に頼ってたところを自動化できる、
自動化できれば作業が早くなる、
そうすれば楽になる。
だから、データを使うようにしよう、っていう啓蒙に終始した。
そのうえで、分析は君たちには無理だから
専門家や詳しい人にまかせとけ、
君らがやっても時間の無駄ってのを
いろんな言葉で伝えたつもりだ。

まったくもって、こういうセミナー自体も
時間の無駄だと思った。

2017/05/28

センスとノウハウ

センスはすぐには身につかない、って話。

予算の関係もあり、制作物の一部は
社内で作ることがある。

あるのはいいのだが、
そのクオリティーがあまりよろしくない。

どう言うわけだか、
制作の腕が事務員レベルの人間のPCに
当たり前のようにInDesignやIllustratorなんかが
入っている会社なのだが、
使っている人間は、いっぱしのものが作れるわけではなく、
学生ががんばったレベルのものを量産している。

町内会のチラシレベルのものを
けっこうな金額を投じて作ってると言っていい。

そういう面々をつぶさに観察して気づいたのだが、
どういう風に作業すればいいのか、
という点については、やたらと詳しいが、
なにをやればよくなるか、という点に関しては、
まるっきし考えている気配がない。

「この道具があれば、自分にもできる」
という、あまりおつむを使ってない人
独特の理論で、とりあえず道具だけそろえて、
ネットで使い方を調べ、
それで“できる”と主張されている。

社内で回覧する程度なら、
それでもいいのだけれども、
問題はお客さんがいるものに対しても
そのトーンで制作をしているんで、
広告効果がえらく低い。

話を聞いていると、
それぞれにそれなりに
本を読んだりしているらしいのだが、
その割には、出来がよくない。

結論から言うと、
センスを磨く子としていないからだ。

広告代理店や製作会社の中にいる
デザイナーさんなんかだと、
美術館の企画展なんかには
素早く反応して観に行ったりしている。

もともとそういうのが好きな人たち
ってのもあるのだけれども、
そういうのに大量にふれると、
それなりに善し悪しが分かるようになるし、
なによりも、あんまり時間をかけられない仕事にしたいして
“ネタもと”が大量にできるんで、
短時間でもそこそこのものができる。

展示されるような作品に大量にふれるということは、
突き抜け方の見本を大量に知っているともとれるんで、
デザインワークでぬかるみにはまってしまったとき
(壁ではない、私みたいなヘボディレクターがよくやる、
ああでもない、こうでもないみたいな、作業の淀み)
そこから抜け出す非常口みたいなのも
そういうところから引っ張ってこれる。

これが、会社の面々ではどうだろう。
たしかにイラレでデータは作れるのだが、
レイアウトがまちまちであったり、
写真や文字の扱いに統一性がなかったり、
きれいに整える技法がないものだから、
ページ全体が雑然としてしまい、
なにをみたらいいのかわからないものになっている。

そして、それを作った当人は、
ページを作ったと言うところで満足し、
それが見やすいのかとか、
考えた気配すらない。

要は、こうやったら(形だけは)できる、
というノウハウだけあり、
見栄えのするものを作るための最小限のセンスとかは
まったく磨かないできたから
そうなったのだと思う。

デザイン系の専門学校生でもいいので、
手元にきてくれたらなー、
なんて思ったが、
どうにもならなそうなんで、ここにグチっとく。

2017/05/21

プロモーションというお祭り

広告屋さんと言うよりは、宣伝屋さんなので
お祭り騒ぎをつくるのがお仕事だったりする。

どういうことか。
プロモーション戦略なんていう
大げさな名前の寄り合いを開いて、
営業さんや開発さんなんかと
お茶を飲みながらわいのわいのはなしたりしている。

そういう話し合いの場で
あのエリアでこういうことをしよう、とか、
このタイミングでこういうツールを投入しよう
なんてことを計画して
実行するための算段をたてるのが
お仕事の一部だ。

そういうときには、こういうのが動くぞーとか、
こういう見せ方をするぞーとか、
そういった“あおり”を関係部署にすることがある。
することがある、というか、
ほとんどの場合やっているのだが、
そういうことをすると、
だんだんと当日に向けて熱を帯びてくる。

そういった焚き付けは、
地元の祭りなんかと一緒で、
だれかが「みこし出すよー」とか
「屋台出すよー」なんてことをいって、
そのために必要なものをかき集めて
いろんな準備をしたりして
祭り当日に大騒ぎをする。

どことなくそんな雰囲気がにているもので、
プロモーション戦略について動かしているときは、
仕事モードではなく、遊びモードに近い
気分で書類作成なんかにいそしんでいる。

2017/05/14

オウンドメディアだってさ

関わらないようにしているので、
社内のプロジェクトには加わってないのだが、
勤め先でそういうことをやり始めるとの
話が持ち上がっている。

オウンドメディアってのは、
自社が、その専門分野の情報を
発信していこうというもので、
そうすることで、その分野の情報に関しては
自社を中心として人が流れるようになる。
というものだ。

さて、それをやろうというプロジェクトが立ち上がるのは
大変ほほえましいのだけれども、
今の勤め先は、商品の“入れ物”と“中身”を
造るのが苦手な会社だ。
ただ、質はいいので収入になっているのだが、
本業以外のものを造ると、
とたんにアレな感じに仕上がる。

専門分野のみに特化すればいいのだが、
どういうわけだか、よけいなことをする傾向にある。

それがアダとなり、各チャンネルの
ビューアー数は、きわめて低い。

そういうところの反省とか改善とか、
こうしたらいいとか、ああしようとかの
話もなく、ただただオウンドメディアをやろう
というので始まった。
(少なくとも私にはそう見える)

担当者曰く「どうやるかは頭の中に描けている」
とのことだったが、
それがどういうものか共有できている人が
社内に一人もいないという状況だ。

そういう状況でなにができるのか
不思議だったのだが、
とりあえず、現状、動いている。

アクセス数はみることができるので
チェックはするのだが、正直横ばいだ。

なにに力を入れているのかわからないんで、
なんとも協力のしようがないのだが、
一年持つのか疑問視している感もある。

会社として結構な金額をつぎ込んでいるはずなのだが、
とくに早急に成果を上げろといわないのは、
非常にいい環境なのだけれども、
成果に関して無頓着にいるのもどうなのだろうと
モヤモヤしている。
(だから、この文章もモヤモヤしたまま)

2017/05/07

ソーシャルマーケティング

いまさらながら原点回帰というか、
原理原則に則った話なのだけれども、
TwitterやLINEなんかの、
個対個、だが、それが少しずつからみついて
結果として大きな網になっているような
媒体にたいして、
いかにして強力な仕掛けを投入するかというと、
衝撃と誠実、という点に突き詰められるんじゃないかと考えている。

どういうことかというと、
どんなにきれいな言葉を並べて、
美麗なページを作ろうとも、
そこに乗っけられている商品がインチキでは
お客さんはそっぽをむいてしまう。
お客さんは賢くなっているし、
それ以上に調べる手段もたくさんあるし、
なにより、ちょっと行動力のあるお客さんに目を付けられたら、
インチキやごまかしはすぐに見つけられてしまう。
なんなら、ネットにそのことをかかれちゃって、
こっちが気づかないうちにお客さんがそっぽを向いている
なんてこともある。

それじゃ、どうするか。
簡単だ。
正直に、真摯に、まっすぐ商品を作って、
それを、うそをつかずに、宣伝することだ。
正直であること、真っ正面であること
それが一番力をもつ宣伝になることなのである。

即効性もないし、宣伝技法や業界的に話題になることもないけれども、
長く仕事をしていく上ではこのやり方が一番なのではないか、
と考えている。

2017/04/30

回転数

どこかの経営者の言葉だと思ったが、
とにかく作業が速いことを由としているとのことだ。

それの意図は、
新しい商品を作るのに、
とにかく早くプロトタイプを作れば、
それが良くても悪くても
素早く次の行動に移れるとのことだ。
良ければ、それをブラッシュアップする訳だし、
悪ければ、もう一度作り直してみる。

理屈は簡単だ。

そのためには、制作のフローを細分化して、
青写真の場合にはここまで、
制作に着手した場合にはこれぐらい、
とかの、それぞれのステップでどこまでやればいいのかを
明確に線を引く必要がある。

そのために必要なのは、
制作・作成の行程を熟知して、
どのプロセスがどのように動くかを想像しつつも
設計図を作ったり、
試作品を発注したりすることだ。

それができているから
プロトタイプで必要なラインを適切に見極めて、
高回転で作り続けていくことができる。

さて、問題はそれができない組織の場合だ。

たとえば、はがきDMを作ると仮定しよう。
上の例だと
どのようなものを作るかというのが決まっていれば
・はがき → とりあえず官製
・レイアウト → ワープロレベルでほぼ完成
・コピーなどの文章 → 決定項目以外は当て込み
・イラストや素材 → 仮案でみつもり
・名簿 → 業者の選定
・送信 → 業者の選定
こんな感じで、分けることができる。
それをそれぞれのパーツとして作業を進めることができる。
そのときに、それがいつまで時間がかかるのか、
そもそも必要かどうかなどを個別に調整することもできる。

回転数が低い会社ってのは、
それぞれを一つ一つ検討しないと、
先に進めないというところだ。
上の例だと、名簿業者が選定できるまで
文面を考えることすらしなければ、
そもそもの方向性すら話を進めないとか、
同時進行できることを
わざわざ直列にして、それぞれにストッパーをかけているのである。

まあ、上は極端な例だが、
もう少し複雑なプロモーションとかでは、
そのような形で、立案が遅れたり、
カンプ制作にしわ寄せをしたりとか、
一緒に働く人にとっていいことがない。

あれこれ案を出して、
次々と試作をしている会社は、
おそらくそこらへんの線引きや手離れがいいのだろうなあ、
などと、進まない会議に参加しながら考えていた。

2017/04/23

文章入力

高校生や大学生向けのマーケティングというのも、
ほんのちょこっと業務として関わったりする。

成人式一回分ぐらい年齢が離れていると
別世界の人間であるのだが、
そうでもないところがあったりして
ちょっとほほえましくもある。

中高生でスマホを使っていて、
その壁紙にどのような画が使われているのか
ってのを調べてみたことがある。
たいていは、自分の好きなアニメやキャラクター
もしくは、スマホで撮った写真を
壁紙としているとのことだ。

成人式一回分前の世代の私だと、
自分用として使い始めたPCが
ウィンドウシステム(WinやMacとかの見栄えのシステム)が
使い物になるちょっと前の世代の機械なもんで、
キャラクターベース(コマンドを打ち込んで使うもの)で
あれやこれやと試行錯誤していた記憶がある。
おまけに早い段階からTeX(スクリプトベースの組み版ソフト)で
書類を作るということを覚えてしまったために、
同世代の中でもちょっと古めの環境で
十分事足りてしまうという状態であった。
おかげで、同世代のPCスキルなどはよくわからない。
ただ、自分より後の世代だと、
観察すりゃいいので、ある程度は把握できている。

いろいろ書けることはあるのだけれども、
文章入力に関しては、大きく違うのが特徴的だ。

まず、長文を嫌う。
LINEとかのチャットが基本なので、
この文章程度の量でも超長文となって煙たがれる。

スマホに時間をとられて、しかも、チャットベースで
短文のやりとりが多いので、
ニュースであったり論説であったりとかの、
ちょっと硬い文章を読む機会が減っている。

なにより、文章入力では、
キーボードを使わないのである。
スマホのフリック入力と、
予測変換を組み合わせて、
ちょっとした文章ならば書いてしまうのである。

おかげで、大学とかで
ネームバリューがないから資格とかを取らせて
就職戦線に挑もう、
この人不足の時代にも関わらず、
卒業生の就職率は伸び悩み、
なんていう学校では、
大学生相手にキーボードの使い方から教える必要があるのだという。

そこからスタートして、いわゆるオフィス系ソフトを使えるようにし、
世の中に送り出すのだという。

そうすると、オフィス系ソフトを使いこなせるが、
肝心の文章作成能力とかがよちよち歩きのこと、
パソコンなどは最小限しか使えないが、
文章作成や情報分析をやらせればいっちょ前みたいな子、
大ざっぱにそのどちかの方向性になるかと思う。

さて、新入社員が入ってきて、
このどちらのタイプが入ってくるかで、
あなたの会社の程度もすこしみえてくるかとおもう。
前者だったら、大学新卒ってカードを持ってても就職が難しいところからきたのか、
後者であれば、引く手もあまたみたいな状態のところからきたのか、
人手不足のタームに入った状況だと、
新しく入ってきた人で会社の人気度もわかるのだからおもしろい。